徳島県の医療問題を考えるとき高齢化問題を外すことはできません。
今後も進むと考えられる高齢化問題について、徳島が行っている対策などを考察してみたいと思います。
データから見えてくる徳島県の高齢化問題
高齢化問題に関するデータを調べてみました。
総務省が公表したデータ「都道府県別・平均年齢ランキング」によれば、
徳島県在住の人の平均年齢は45.6歳、男性平均43.8歳、女性平均47.3歳でした。
この数字は全国平均で第42位という記録。
下から数えてワースト6位という結果です。
この年の全国の平均年齢は43.3歳、男性41.9歳、女性44.7歳。
ランキング1位の沖縄県で平均年齢39.1歳、男性37.8歳、女性40.4歳ですから、徳島県と比べると5~6歳も県民の平均年齢が若いことになります。
それだけ徳島は高齢化社会だと言え、今後その傾向はますます高まっていくことが懸念されています。
そこで徳島県が新たに打ち出した対策が、
徳島県高齢者保健福祉計画・介護保険事業支援計画である
「とくしま高齢者いきいきプラン2012-2014」でした。
とくしま高齢者いきいきプラン2012-2014とは
徳島県では、10年後には65歳以上の人口がピークを迎えると言われています。
さらにその10年後には、75歳以上の人口がピークを迎えるとも!
徳島県の「とくしま高齢者いきいきプラン2012-2014」では、さまざまな課題への取り組みと推進策が提示されているのですが、その中から医療関連の対策を抜粋してご紹介します。
<介護サービスについて介護と保健と医療の連携>
- 介護サービスの基盤の整備
- 施設への福祉と住宅への対策の推進
- 高齢者の在宅医療支援
- 療養病床のスムーズな転換
<介護保険制度の運営を適正化>
- 介護の給付費を適正化すること
- 介護サービス事業者などへの指導と監督
- 介護保険財政の安定化と基金を適切に運用すること
- 介護サービス情報を公表すること
- 人材育成とその確保と資質向上
このように、今から将来を見据えて対策を講じておくことで、今後の高齢化社会にも対応することができるようになるのではないでしょうか。